黄金のムーンライト

08/12(日)MT Presents 「Summer 2018, GIRL’S BLACK BAY」


ライブの翌日8月13日。世間は完全なる盆休みを堪能している中で私は1人職場の事務所に篭り鍵も閉めて印刷してあった溺死ジャーナルをパチパチと製本していた。ネットプリントで自ら印刷するzineが主流になる中で最もテンションがあがるのは製本の瞬間だね。間違いないね(サンドウィッチマン)余談だがプリントするだけしてずっと放置していた56kosaka氏のzineもこのタイミングでようやく製本した。どれだけ思考錯誤を重ねてもちゃんとした順番にならない。56さんが丁寧にYouTubeにアップしてくれたホッチくる(というホッチキスがあります)を使用する綴じ方を私だってしたいのに!週刊誌みたいなエッチをしたいのに!人生で一度でいいから自然恋愛で4大卒の女の子とエッチをしたいのに!どれだけ映像を見ても綴じ方が全然理解できない。手品かってくらいに理解できない。4大卒なのに理解できない。これを製本するためだけに博多のLOFTでホッチくるを買ったのに!そんな風に悶々としていたらいつの間にかアップしてくれた動画もzineに関するツイートも何もかも消えていた。諦めがついたようにもういいやと普通に製本しました。これはこれで良い感じです。嗚呼。私1人だけが出勤の事務所は驚くほどに静か、外は大勢の観光客がいてとても賑やかなのに。

 


ライブの翌々日8月14日。この日も出勤だったが昼から暇なので帰宅させてもらう。帰り道に最新の溺死ジャーナルをプリントする。面白い構成に笑える背表紙。早くも日曜日のイベントのことが記事となる。個人刊行ネットプリントの強さは情報の新鮮さだ。あまり他言することでもないが前日に製本した溺死ジャーナルのシークレットにおいてどついたるねん嫌いを著していた氏が最新号ではポジティブなライブの感想を述べていてその高低差で耳キーン。時の流れ。あの時のどついたるねんと今のどついたるねん。時の流れ。

 


ライブの翌々々日8月15日。ようやく休暇を得た。家の外で物音がする度に富田林の脱走犯が現れたのではないかとヤキモキしている。いつ現れても倒せるように常に棒を持ちながら家の中を歩かなくてはいけない。富田林警察はとにかく責任の重大さを痛感してほしい。そしてとにかく棒は強い。リーチがある。タートルズを見ても間違いない。レオナルドは二刀流の剣(リーダーアドバンテージ)、ラファエロは釵(最弱)、ミケランジェロはヌンチャク(グレートカブキ)、ドナテロは棒。ほら着地点が見つからない。成田空港かて。これだけは言える私は幼稚園の時からファミコンタートルズをやる時はずっとドナテロを使っていた。ようやくの休み何日かかるかわからんが8月12日のイベントのブログに着手しよう。

 


どついたるねんはあのロッキンジャパンで唯一チケが売れ残っていた8月11日(顔面偏差値カナブン、夜の本気ダンスやねんと同日いきなり三男坊DAY)に出演しその翌日8月12日に難波ベアーズまではるばるやってくる。なおステージはウイングテント。他にもうちょっと興味あるバンドがいれば遠征も考えたのだけどさすがに他に興味が無さ過ぎてスルーしました。当日クイックレポートを見たらセットリストが良かった!良かったって言っても俺節/アッパーから始まってるっていう点なんだけど。でもそれは私が最も望んでいることだから嬉しくなっちゃった。私が作ったどついたるねんミックステープは俺節/アッパーから始まります。カセットテープです。最近聴いてないので欲しい人にあげます。


当日は会場までの足に迷った。電車で行けば事が足りるのだが何より暑い。車は楽だが駐車場代がかかる。とにかく些細なことだ。迷った結果として車はヤマダ電機内に停めれば最大料金1,500円で済むし何より帰りが楽なのでそこに甘んじることにした。14時に出てサンデードライバーに囲まれながらも14時45分にはヤマダ電機の駐車場へ到着。一旦ベアーズ前を素通りしてセブンイレブンでパツイチきめる。やがて戻ったら14時57分。良い感じですわ。階段に並ぶ。吉澤さんが階段を駆け上っていく。スシボンバーTシャツだ!先客は10人いたかいないかくらい。受付済ませて中へ。ベアーズって先にフライヤー配ってきたっけ。ショックだった、身軽で来てるのに。ドーン。入る時にうーちゃんとすれ違う。

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私は彦龍おかわり以来1年4ヶ月ぶりの難波ベアーズ。こんなに狭かったのだろうかと思うくらいに狭い。物販にHYPER GAL角矢さん(金髪ということで何とか認識できた)他女性の方。序盤は先輩もいた。どついたるねんツイッターで告知された限定グッズも天井に吊られている。内容としてはアルバム、新トート:花瓶バックプリントや新しいロゴのもの、新Tシャツ: 蛍光カツカレーTシャツや花瓶(これは2色展開だったかな、白と蛍光イエロー)に新ロゴ(白地に青バックプリント)など。そしてキーホルダー。まぁまぁ売れていた印象。他は川本さんデモCD(残り6枚の文字)、豊田さんはCD-Rが2枚あったかな。MT DEMOとMT BLACK DEMO(両方買ったがMT BLACK DEMOはエラーで読み込めず!死!)あとはmtvメンバー各作品、そしてodd eyes アルバム、Tシャツなどが狭いスペースにズラズラと。テーブルに堂々とおつりでませんの張り紙。その前でDJをするのは本日休園より岩出拓十郎氏。DJっていうからターンテーブル使うんだと思ってたらパソコンやiPodの曲を繋げていたのでそういうことなのかと思った。内容はレゲエだったと思う。ステージにはodd eyesのセットとセトリの紙が乱雑に置かれている。客入りもそこそこに15時30分。オンタイムで豊田さん登場。シャツにハット。DJ岩出くんにちょっと音下げてっていうもなかなか伝わらず。ようやく伝わったと思ったらいきなり音量ゼロになって気まずいから小さい音で流しといてと豊田さん。コミカルなやり取りを披露。楽屋に男が16匹ほどいてハッテン場になりそうな勢いとのこと。川本さんは別だよ川本さんはみんなの川本さんだからねっていうフォローが面白かった。


そして紹介されて登場したのはodd eyesである。私は昨年のメテオナイト以来一年ぶり。その時はとにかく凄まじかった宮武BONESとめちゃめちゃ良かったFAAFAAZに挟まれての出演であまり記憶にない。物販前付近にワトソンがいた。ワトソンがodd eyesを観るイメージはちょっとなかった。一発目の出音。もっと爆音で来てほしいと思った。この日のステージにひたすらに若さを感じる。MCで水と熱中症の話、IC乗車券の話、フライヤーの裏に書いてある詩についての話などなど。喋るつもりなかったんだけどって言ってた。喋らなかったらもうちょっと雰囲気出たのに。ひねくれ具合も良いけど彼のツイッターはあまり良い印象を抱かない。でも売れるだろうなとも思う時もある。ただバンドのボーカルは謎めいていて欲しい。そこにヒリヒリした空気感があればいいという結論。終演が16時00分ジャストでおお~と思った。


続いては川本真琴さん。ビール箱2つ積み上げた台にmac bookを置いて譜面台と背もたれの無いイス。mac bookからライン出力一本の超絶簡単セッティング。これ一発目の音量めっちゃ怖くないか?楽屋から現れた川本さんは素敵な人だという印象を抱かずにいられなかった。44歳とは思えない。髪がサラサラだった。細い。赤いジャージに蛍光イエローのインナーにショートパンツに黒のハイカットスニーカー。16時08分。定刻より7分巻きでのスタートとなった。例により豊田さんがマイクを持って川本さんを紹介したかったらしいがなし崩し的にスタートしてしまった。製作中の4thアルバムから遡るようにデモ音源を次々と披露していく。デモを聴かれるという行為は相当に恥ずかしいものらしく時折少女のようにはしゃぐ川本さん。3rdのデモ披露の後に当時好きだった人を思い出しちゃったと言う川本さん。もう完全に目が離せなくなっている。あとは版権の関係で出せないでいる古い曲なども披露してくれた。誰もがその貴重で不思議な体験に耳を傾けている。上手のアンプ裏では豊田さんが隠れながらその音を聴いている。不思議だけど素敵な空間だった。ガレージバンドで録音したもの直接マイクで録音したもの玉石混合。もう全否定されるのを覚悟で書くなら川本さんを見ていて私は一瞬下半身に血が巡るのを感じたよ。何でだって言われたら困るけどそこに川本真琴がいるからだよとしか言えない。ひとつ思い当たることがあるとするなら…小学校の時それはもう1/2が流行った。るろうに剣心の効果もあったと思う。小学校時代に私はずっとXやGLAYばっかり聴いてたのだが川本さんのような女性ソロアーティストの曲を聴くという行為がどうもスケベというか恥ずかしいことに思えて親の前や友達の前で聴ことができなかった(何でだよ)当然レンタルも自分のカードが無いので借りられない。八方塞がりの気持ち悪い小学生の私が思いついた方法はバアちゃんのラジカセを使ってるろうに剣心のオープニングで1/2を直接録音する方法であった。るろうに剣心には大して興味も無かったのがそれだけが唯一周りから見て自然に1/2を聴くことが出来る方法だった。私の気持ち悪さを作り上げた楽曲1/2とアーティスト川本真琴よ!永遠に!まあ小学生時代に聴けなかったその時の反動が下半身に行ったのだろうという強引かつ身勝手な結論です。嫌いにならないで欲しいです。あの時録音したテープどこに行ったんだろう。MステのGLAYも全部直接録音してたのにな。話を戻して川本さんは最後は公開デモ録音。そのままレコード会社に送る旨を話されておりました。16時45分に終演。定刻がきっちり守られるイベントはそれだけで最高。川本さんが恥ずかしいデモを公開されたので私もブログ更新前の下書きを見せます。ちっとも恥ずかしくありません。もっと肛門とか排泄してるところとか見られたいです。

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こういう下書きは主にライブ後の交通機関で一気に書き上げられます。どうでもいいや。どついたるねんさんセッティング入られます。


下手に移動。だいたい見たことある人ばかりだがところどころ空白がぽっかりある。吉澤さんぎっしりエフェクターが入ったハードケースを持って登場。みんなモニターを入念にチェック。山ちゃんは必ずRのリフをテストする。うーちゃんマイクテストで発声にややテンションがあがった。しかしこの時点で今日がやばい日になる予感はあまり無かった。ただ淡々と時が進んでいく感じ。まさに嵐の前の静けさ。セットリストが見えない場所でのライブは今思えば相当に久しぶりかもしれない。これが本来の形でありたいものだと痛感。そして浜くんのみスタンバイし豊田さんが出てくる。ポジ男かと思っちゃうよね。豊田さんは「楽屋の雰囲気が良くないダラダラし始めている」という話をし始めてまた笑ってしまった。豊田さんが差し入れたタオルも誰も使わないらしい。そして相変わらずDJ岩出くんと息が合わずに首を傾げる。そんなこんなで東京からやってきたどついたるねん!始まります。


ワトソンは最初から裸だったと思うんだがそこ忘れるかって感じだよね、でもそれってブチあがった証拠だよ。靴はいつもの佳子さまカラーのバンズにトゲメット。先輩は黒のTシャツにパタゴニアショーツで靴はナイキ、派手なソックス。うーちゃんは黄色い何かのユニフォームみたいなの(ロッキンと同じ)そしてサングラス、靴は忘れちゃったけどいつも履いてるやつだったと思う。山ちゃんはいつもの紫ボーダーポロシャツ、ひもで縛ったジーンズ、靴はアディダスのパレス、そしてサングラス。浜くんはパンダTシャツ(祝!アドベンチャーワールドの赤ちゃんパンダ誕生!)ダバスはなんとかレコードって書いたTシャツにハーフパンツ、いつものキャップ、ソックス、スニーカー(おしゃれ)吉澤さんは寿司ボンバーTシャツ、デニム、ジョーダンという出で立ち。


(今回も手元にセットリストないので記憶でいってます。だいたい合ってるとは思いますが当アカウントはいつでもこの日の正しいセットリストを募集しております。ご教示頂いた方には先日肛門の真横にできた血栓性外痔核の画像5枚セットを差し上げます。但し女性限定。男性からアクションがあった場合は即座にブロックします。嘘です、データ厨だから本当に知りたいの!HELP!)


M-01. 鳥貴族

ポジ男と思ってたらまさかの鳥貴族だった!何かが起こりそうな予感が一気に高まる。Verse 1はワトソン:キモたれ、先輩:つくねチーズ、うーちゃん:セセリの塩、山ちゃん:セセリの塩、おーい!で完璧な王道。Verse 2は浜くん:鳥釜飯、吉澤さん:セセリの塩、ダバスは2回あって何か外人ミュージシャンの名前だったかな。そこはまぁ深く掘らなくても良いでしょう。音量やや小さいのでは。


M-02. ポコロンチャ

ブリブリスプリングマウンテンツアー岡山の時と同じ始まり方の現代版ポコロンチャ。一瞬何が起こったのか理解するのに時間がかかった。このベアーズでポコロンチャが聞けるなんて。そんなに最高なことあってもいいのかな。しかもこの曲順で。ポコロンチャの良いところは最初のアカペラでめちゃくちゃドキドキ出来るところ。バンド演奏一発目入るまでの緊張感が凄くて浜くんをずっと見てしまった。カウントを刻み出音ダッダッダッダッダダダダッでもう激しく昇天。そこからはもう覚えてないくらいにブチあがっちゃった。虫が入り込む隙間もないくらいパンパンのフロアで見たいな。


M-03. 俺節/アッパー

疑いようのないセットリストが次々と披露されていく。もう混沌が混沌を呼び過ぎて収集がつかない勢いだ(主に前の方だけ)この曲は序盤でこそ強いんだ。さらに俺節/アッパー~精神って組み合わせちゃうとその武器はさらに強い。


M-04. 精神

いつもの倍はアガれる精神。セットリストの偉大さを痛感する。間奏では入念に場所を見極めた山ちゃん下手から一気にダイブ。場所のチョイスは正しかった。この日の上手はさすがに飛べないだろうという印象。と言うよりは最近の上手の女性率と下手の男性率な。頑張って支えたけれどイマイチ人も集まらずに謎に一周して帰還。どのアルバムにも属さなかった(最新アルバムに入っちゃったけど。。)でもどの曲よりもみんなに愛されている、そんなどついたるねん名刺代わりの一曲を本日も堪能。


M-05. R☆

今年に入って欠かさずに演奏されるR☆。精神を飛ばしてもR☆を飛ばさない日はなかった(当社比)アルバムでもライブでも序盤を固める最右翼。一番セカンド仁志、二番レフト清水。そんな96年巨人軍並み新曲で打線の序盤を固めていく。例に漏れずフロアは盛り上がっていく。この曲が演奏されなくなる日もいつか来るのだろうか。本当に今さらやけど☆はいらんかったな。


M-06. ばっちこーい!サラダバー

フロア一瞬カオス。この曲で今日の方向性はある程度見出せた気がした。そう来るんだなと。ベアーズのヘソを駆使しながらメンバー華麗なマイクリレー。ありがとうございます。最高でした。まあオイオイソングになったのは稍不満もありますが。彦龍おかわりの流れを完全に踏襲していく。


M-07. UNCHAIN

吉澤さんブチあがっちゃったのか知らないけどめちゃくちゃテンションあがってるように見えた。サラダバー終わってすぐに弾き始めたから山ちゃんもオイオイ言わないしドラムのセッティング間に合わずでイントロ2周したのは熱かった。音歪みまくって最初何かわからなかった。でもUNCHAINなんだってわかった瞬間に心の底から嬉しいと思っちゃったから内容はともかく大切な曲だ。何気に初のラーメン大をコール。そしてドラムはZERO。


M-08. 可愛さ余って憎さ百倍

イントロきた時うぉーい!って言っちゃった。こんなに序盤から立て続けに畳み掛けて本当にどうなるんだろうと思ってしまった。


M-09. うーちゃーはん2

ってことでうーちゃんはうーちゃーはん2だったらいいなと思ったらうーちゃーはん2だった。どんな状況も変えることができるブチあがりソングなのだがとにかく音量が小さい。ワトソンが音上げてくださいと言うも大して変わらずで妙な手探り状態が続き微妙な仕上がりで本当に残念。うーちゃんはフロアに特攻。どついたるねんファンは前だけなので後ろの冷静なファンと頑張るうーちゃんの対比が健気だった。うーちゃんのダイブ最近見ないな。彦龍おかわりでは3回やって3回ともズボン降ろされたのに。


M-10. マイベストフレンド

この辺から記憶が曖昧になってくる。前回ベアーズでかましたマイベス×3回は完璧な混沌だった。楽しかったな。


M-11. Cats

福岡でも聴いたね、あの時はメンバーが相談中にアドリブで流したんだけど今回はセトリにCat’sの文字が見えた気がしたのだが。。いかんせん確認できない。


M-12. 悪い夏

もうずっと前からやってる豊田さんの曲。岩渕さんのチャンネルでも公開されている猛暑バージョンに近いアレンジ。先輩のラップから幕を開ける豊田さん曰くよくわからないカバー。リリックを見ながらの先輩のラップはまた新境地に達したなというイメージ。日々進化を遂げているのだが陽気なVerse1を聴いてその怪フロウを堪能していたらVerse2では踏みに行ってる感もあるがしっかりダークサイドに堕としてくるその高低差で耳キーン。まぁ公開されてないリリックを解剖するのは非常に野暮であるのだが以前のような全編パンチラインでこっちが必死に追うようなラップでない。抑揚が聴いている分だけ最後の「たまに読みたくなるのは山塚アイクイックジャパン」が残響の様に脳内に滞在する。地球あやうしはコーネリアスの引用だろうか。


M-14. Long Hot Summer

なんせ夏ですからね。


M-15. ハイタッチ

Long Hot Summerから定番の繋ぎ。


M-16. 人生の選択

嬉しいなベアーズでまたこの曲が聴けるんだ。そして先輩いないと思ったらPUNPEEヴァースの時に楽屋から猛ダッシュで出てきてフロアに特攻し寝転がりながらマイクくわえて絶叫。先輩はグレーのTシャツに着替えてました。


M-17. 川

先輩サンプラーを手に。始まったのはやはり川。何気に強気な新規ゲットソングなイメージがある。最後キックからワトソンがジャンプしてややダメージを負った模様。立ち上がりもう1度川は~の部分を歌ってもう一度キックからジャンプ。今度は控えめなジャンプ。ダメージがあったのだろう。この日はアルバム「サムライ伝説どついたるねん」よりたくさんの名曲を惜しげもなく披露、今日だけで驚異の4曲。


M-18. アイスクリーム

最新アルバムより。


M-19. Such a sweet lady

ダバスくんマイクを持ち初期VerのSuchをここで。マイクリレーも軽やかに。浜くんVerseも馴染んできた感がある。うーちゃんVerseでふざけまくるダバス。じゃれ合ってたらうーちゃんの手が当たってダバスのメガネがずれる。ダバスにも恥ずかしいことはあるらしい。一瞬冷静だったね。


M-20. BODY GUARD

なめたことゆってたらどついたるねんを超えるパンチラインは国内、国外問わず未だに生まれていない。吉澤さんの激しいギター。コンプレックスの時の布袋さん並みの姿勢。


3本のマイクでやり切ったどついたるねん。今年観た中でも明らかに上位に来るステージ。ベアーズという箱の魔法もあいまって強いパフォーマンスを見せてくれた。彦龍おかわりから1年4ヶ月。私の周りにいる人もバンドメンバーも変わってしまったけど、ここでこうして観れたことをただただ感謝感謝の毎日ちゃんとちゃんとの味の素です。物販に移動。角矢さんが何とかお釣り500円を捻出してくれました。印象最高。カセットテープ結婚式ほしい!上手の後方に移動。やや押しての本日のトリ豊田道倫 and mtvBANDです。前説は山ちゃん。かつての対バンでのエルボーの話などなどを緊張した面持ちで話す。どついたるねんの中で豊田さんが好きなのはワトソンと山ちゃんのイメージかな。


やや時間が押しつつ豊田道倫 and mtvBANDが登場。今までのステージとは全く違う雰囲気が出ている。初めて見る豊田さん、と思ったが違った。今年4月に行ったどついたるねん赤坂BLITZでライブ後に真っ直ぐ帰るのが嫌で石段に座ってビール飲んでたら隣に豊田さんが座ったんだった。演奏しているのを観るのは初めてである。ただ存在にはめちゃくちゃ興味があったので豊田さんファンの方がやっているブログなどはこまめに見ていた。さてさてそんな豊田さんはすごい服にハットの組み合わせ。後ろにいたからよくわからない柄だったのだが何なのだろう。出音一発。どんなサウンドが来るのかめちゃくちゃワクワクした。ザラザラした音がこれでもかと響く。ドラムの音一発一発が身体を確実に貫いて来る。圧倒的だった。始まりは「FGV」から。音にくるまれながらこのライブの少し前に公開された岩渕さんのどついたるねんと豊田さんのインタビューを思い出した。そこから私は前野健太さんゲスト出演のWOWOWの番組もきちんとチェックしたし彦龍おかわりでここベアーズでワトソンのCD-Rを買った時にもらったワトソンの20,000字インタビューも何度も読み直した。めっちゃくっちゃにくっさいくっさいセリフを吐くのならそのすべてに音楽家たちのヒリヒリとした熱量を感じた。準備は万全にしてきたつもりだ。後はもう音に身をまかせるだけ。ライブを通して全曲で喰らったのだが序盤で印象に残った曲は「Google or XVideo」と「105」と「フィッティングルーム」だった。「Google or XVideo」はここでは一旦置いておく。wowowで曽我部さんが話していたのはおそらくこの「105」のことだろう。フィクションに差し込まれる光景にいちいち目が離せない。「フィッティングルーム」は豊田さんを追いかけている人たちの中でどういう立ち位置の曲なのかわからないが失礼な言い方をするなら数少ない堂々と胸を張って紹介できる曲なのでは?といった感じ。中盤で「ゴッホの手紙、オレの手紙」という豊田さんに疎い私でも知ってる曲が降臨した。そして終盤ずっと気になっていた曲「飛田の朝ごはん」にようやく巡り会えた。ラストナンバー「もう、なにも、ない」で終わり。語彙は母の子宮に置き去りにしたのでない。ただ良かった、それだけしか言えない。アンコールでは違う緑のシャツで登場。豊田さんが披露する「悪い夏」を聴けた。こんなに幸せな体験はそうそうないだろう。どついたるねんを招いて「Tokyo-Osaka-SanFrancisco」を披露。先輩はジェイソンマスクの下に樽美酒マスクをつけてミニキーボード持って参戦。ワトソンは豊田さんにトゲメットをかぶせる。ミツメ川辺氏の次にかぶった豊田氏。夏休み感、多幸感、それらが一気に押し寄せてくる何とも珍しい明るいステージだった。「Heavenly Drive」からうなぎの歌を歌ってオーラス「この夜」まで。本人ツイッターにもある通り豊田さんがはけた後にmtvBANDの解放感のぶつかり合いにこの日のダメ押し弾を喰らった気持ち。W杯2006決勝でデルピエロに2点目を決められたドイツの気持ちがわかる。私はあのゴールが好きだ、あれこそ容赦無いダメ押し弾だ。心にぶち込まれた。なお余談だがアンコールの間に入るMCはどれも危なくて秀逸だった。月亭可朝さんの話と小西さんの話。若い女連れて歩いてる間はまだまだ青い、老婆連れて歩いてからが始まり。老婆て。あらゆる角度からのロックンロールを体感。最高の夜でした。

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終演後ワトソンと山ちゃんが物販やりまーすって入ってきたけど足早に帰った。ヤマダ電機に入ってエレベーターに乗り駐車場へ。もう殆ど車は無かった。先ほど買った豊田さんのCD-Rを聴こうかと思ったけれど辞めた。ずっと考え事をしながら車を走らせる。昨年のメテオナイトで得た多幸感を味わいたいとずっと思いながら日々を過ごしてきた。今年それを得ることが出来るのは9月21日のリキッドしかないのだと思っていた。だからこそ予定も顧みずにチケットを取った。だがしかし今日その感覚に近いものを得ることが出来たかもしれない。誰が欠けてもダメなイベントだった。それだけは言える。


週末は和歌山と徳島でどついたるねん、9月21日にリキッド。そこでやっと夏を終えよう。